・IT資格を取るメリットが知りたい
・非IT部門だけど体系的にIT知識を身につけたい
・IT転職(未経験)を有利にする資格を知りたい
こんな悩みを解決する記事を書きました。
筆者はユーザー企業サイドで、オーナー要求を整理し、
ベンダーさんやプログラマーさんに依頼・管理する仕事を行っています。
この記事を読めば、適切な順番でIT系の知識を身につけることができます!
順序よく勉強すれば、独学でも挫折しにくく資格を習得できます!
前半ではIT系の資格を取るメリットとロードマップについて
後半ではおすすめのIT資格と 勉強法について解説します。
IT系の資格を取るメリット5選

客観的なスキルの証明になる
これは、取引しているベンダーさんから聞いた話なのですが
「高度IT資格を持っていないと取引しないぞ!!」
そんな取引先がいるそうです。→取引の条件になりうる
また、キャリアアップにも有効です。
資格を持っているだけで知識あると認識されます。
就職転職に有利
文系からのIT就職や未経験からのIT転職を行う時には、
資格があったほうが有利に働きます。
客観的に能力があることを証明するだけではなく、
専門以外の分野でも独学で努力出来る、ポテンシャルを評価されます。
知識を体系的に学べる
ITは非常に知識が広いです
- 基本理論
- コンピューター回路
- プログラミング
- ネットワーク
- セキュリティ
- データーベース
- etc・・・
プログラミングをやっている人は他のことがあんま分かっていない事が多いです。
IT資格勉強を通して、全体像をざっと学べます。
手当が出る
IT系企業には、資格を持っているだけで手当が出る会社があります。
手当が月2万円でたら昇格するのと同じくらいインパクトありますよね。
そういう会社に行く(居る)なら、取らない理由がない
(ユーザー側)騙されなくなる
筆者の体験談なのですが、提案された内容に対して
仕様自体が何が何だかさっぱり、
プロトコルって何!?
値段も妥当なのかどうか分からないよ!!
そんな状態に’陥りました。
このことがきっかけで勉強を始めたのですが、ベンダーさんと意思疎通ができるようになり、見積もりをふっかけられる確率が減りました。
IT資格 学習ロードマップ【2021】

これが全体のロードマップです。
有名・人気の資格を中心にまとめました。

レベル1 IT全くの初心者 苦手意識を無くしたい人
有名なのはITパスポートです。直近の合格率は58.8%です。
簡単簡単いわれがちですが、勉強苦手な人にとっては難しいと思います。
何しろ範囲が結構広く網羅的なんです。
ちょっと無理だなーと感じたらP検-ICTプロフィシエンシー検定試験(3級:合格率82.5%)からのステップアップをオススメします。
レベル2 基本情報処理試験 上を目指すための基礎を固める
基本という名前がついていますが、すっごく難しかったです(筆者談)
ただし、情報系だけではなくマネジメントや経営戦略の問題も出題されるため、勉強をすることでビジネスマンとしてのスキルも上がります。
試験時間合計6時間、体力と気力の勝負でもあります。
根気よく勉強が必要となります。
レベル3 強みを見出す人 転職を視野に入れている人
ここからは分岐すると思います!
総合力を高めたいのであれば基本情報処理試験の上位資格にあたる応用情報技術者試験がおすすめです。
実務で使える能力を証明したいのであれば、シスコ技術者検定やLinuCといったベンダー資格をオススメします。
会社で資格習得の補助を出してくれる場合、積極的に狙いましょう!
レベル4 他人と差別化できるスペシャリスト

スペシャリスト試験は合計で9個あります。自分の目的にあった資格を取ると良いでしょう。
持っているだけで資格手当2万円以上もらえる会社もあります。
試験名 | 簡単な説明 |
ITストラテジスト試験 | IT経営戦略 |
システムアーキテクト試験 | ↑を受けて開発設計 |
プロジェクトマネージャ試験 | プロジェクトの管理運営 |
ネットワークスペシャリスト試験 | 情報システムの技術支援 |
データベーススペシャリスト試験 | データベース固有知識を活かす |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 | 組み込みシステムを主導 |
ITサービスマネージャ試験 | ITシステムの品質管理 |
システム監査技術者試験 | 第3者目線の監査報告 |
情報処理安全確保支援士試験 | サイバー攻撃に対処 |
目的別IT資格 おすすめな資格
未経験転職
基本情報処理技術者試験
受験者数12万人のIT系最大の知名度バツグン資格です。
未経験者の勉強時間は100ー200時間が目安です。
数学・PC詳しい人は100時間
完全に文系で200時間のイメージ
独学でも十分習得できます。
通信講座の相場目安は30,000-100,000円です!
LinuC (Liinux 技術者認定試験)
読み方は「リナック」
世界で最も利用されるオープンソースOS「Linux」の知識に加え、AWSの知識も身につきます!
AWSは「アマゾン ウェブ サービス」の略でクラウドサービスの一種です!
技術力と低価格でビジネス市場で人気です。
クラウド・DX時代の今、注目になりつつあります
レベル1−3まであって、レベル1で勉強時間150時間ぐらいです。
暗記得意な人が有利かと思います。
エンジニア転職/キャリアアップ
応用情報処理技術者試験
基本戦略の立案や業務の実施でき、自力で役割を果たす能力があることの指標となります!
高度IT資格(レベル4)の足がかりになる資格です。
この試験に受かっていれば、2年間はレベル4(スペシャリスト試験)の午前の試験が免除となります。
勉強時間は基本情報技術者程度の知識を持っている人で200時間程度を見込みます。
シスコ技術者検定 CCNA (Cisco Certified Network Associate)
CCNAはネットワーク大手「シスコ社」ネットワークエンジニアの入門資格です!
勉強時間の目安は初学者で300時間程度です!
受験料が36,960円と、まま高いのがネックです。
変化し続けるICT業界で確実なレベルアップが狙えるでしょう!
IT業界以外でも使える資格
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookなどのマイクロソフトオフィスの操作技能を問われる資格です。
普段Microsoft Officeを使っている人なら1ヶ月で取れるかと思います。
持っていることが評価されるというよりは、持っていることで事務処理能力が向上します。
生産性を上げたい人におすすめです。
ITパスポート
ITパスポートの位置づけは「社会人が共通に備えておくべき情報技術に関する基本的な知識」と位置づけられています。
DXが叫ばれている中、各部署に1人ずつITパスポート程度の知識を持った人は必要です。
情報システム部門との橋渡し役になれるので評価が上がるでしょう。
PMP (プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
プロジェクトマネジメントの資格はPMPと国家資格のプロジェクトマネージャ試験の2種類がありますが、コスパで考えればPMPが圧倒的にお得です!
勉強時間にして、プロジェクトマネージャ試験(経験者基準)が250-300時間に対して100時間程度で習得できます。
PMPは民間資格ではありますが、アメリカのNPO法人プロジェクトマネジメント協会が主催している権威のある資格です。
【勉強方法】独学かスクールか

最期に勉強するために独学にするか、スクールに通うか
それぞれのメリット、デメリットを紹介して終わります
独学で勉強する
ITパスポート、基本情報、MOSなど有名な資格が多いので、沢山の良書が発売されています。
そのため筆者は独学で十分可能だと考えています。
その場合、教科書と問題集をあわせて大体5千円行かないぐらいで学習できます。¥
一方、過去問を解いていて「解説読んでも分からない」という状況になった場合、行き詰まって勉強しなくなる人が多いのも確かです。
分かんないところはドンドン飛ばしていいので教科書や問題集を何度も何度もやることをおすすめします。
繰り返しやっている内に分かるようになることもある。わかんないままのやつもある。そんな感じです!
100点を取る必要はない!
モチベーション向上のため、Twitterで仲間を探すのもおすすめです!!
スクールに通う
1人で学習するのは無理!!誰かに見張ってもらわないと続けられない!!という人はスクールを使うのも手です。
カフェ効果(誰かに見られているとサボれない)ですね!
1人で勉強するのに対し、わからない事がその場で聞けるので時間短縮になります。
しかし、最終的に努力するかどうかは自分次第であること、値段も数万からと高額なのが難点でしょう。
安く済ませるなら、短期決戦でオンラインサロンに入るのもありですね!
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