ESGとは、持続可能な(サステナブル)社会を目指す上で、企業を評価するための枠組みです!
ESGはそれぞれ
- Environment・・・環境
- Society・・・社会(とくに人権)
- Government・・・企業統治(体制管理)
の頭文字をとったものです!
3つの観点から企業を評価しようという流れですね。
この記事では、なかなか本には書かれていない部分
「世の中は、どういう流れでこうなったのか?」の部分を簡単に説明します。
もし、70億人が暮らす地球で、全員が日本人と同じ暮らしをしたら…
70億人が暮らす地球で、世界中の人が日本人と同じ暮らしをしたとしたら、2.9個の地球が必要です。

1991年にカナダのブリティッシュコロンビア大学の研究員が試算しました。
このまま世界経済が発展した場合、同じような生活ができなくなる。
だから、未来の子どもたちのために対策をしようという考え方が出てきました。
1999年 ダボス会議
1999年に、当時の国連総長アナン氏がダボス会議にて「環境」や「社会責任」に関して、企業に協力を求めました。

2006年には、持続可能社会に向けて6つの原則を発表

簡単に言えば、
- ESGに取り組んでいる会社に投資をしてください
- 投資対象にはESG活動の公表を求めてください
というお願いです!
2015年 SDGs ・パリ協定
2015年には国連サミットにて持続可能な開発目標(SDGs)が採択
ESGは企業が対象になっていますが、
SDGsは加えて地方自治体や個人レベルまで、あらゆる人が対象
SDGsは持続可能な(サステナブル)社会を実現するための17個の2030年目標のことです。

ESGもSDGも「持続可能な(サステナブル)社会を実現する」という目的は共通していて、手段・切り口が違うだけです。
これらによりESGに関する、持続可能な(サステナブル)社会に対する関心がより一層高まりました。

ヨーロッパを中心にESG投資が加速し、2016年には全世界投資額の1/4がESG投資額になるまで成長しました。
銀行にも動きが・・・
投資家だけではなく、銀行にも動きが出てきました。
PRB(責任銀行原則)という枠組みができました。
環境や社会に配慮を行いつつ、その上で成長する企業に積極投資を行うという動きです。
裏を返せば、環境や社会を無視して自社の利益だけ追う企業に対してはお金を貸さない・・・という動きです。
だから、今現在においてESG活動を行うことは企業にとって必要となっいます。
まとめ
「ESG」「SDGs」「サステナブル」なんだか混乱しますよね。
なんとなく使っていて違いが分からない人も多かったのではないでしょうか?
「持続的な社会を目指す」という世界的な大目標があり、取り組む上での枠組みが「ESG」だったり「SDGs」です。
企業にとってはESG活動を行わないと、投資家や銀行から見捨てられるので対応していくことが生存戦略になっています。
今ままでの流れが分かると、ESGに関するニュースの見方も変わってくると思います。
気になった人はニュースで注目して見てみてください♪
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